もろもろの好きについて

ふきでもののような人間が舞台の感想を書いたりします ※2018.10 King&Princeの岸優太くんに嵌りました→2019.5 Travis Japan勉強中です

1月の舞台、ぼそりと感想

あけましておめでとうございます。の挨拶が2月になってしまいました。私事、卒論や引越しを終えて一段落したので、文章になっていないアレコレの感想も書きたいのだけど、いつになることやら。2015年で心に残ったものをまとめると「松田凌」と「高校生の精一杯」を楽しんだ観劇だったかな。クロードと一緒に/墓場、女子高生/朝彦と夜彦/遠ざかるネバーランド にはひときわ煩いました。朝夜彦の感想は必ず書きたいと思いつつ、なかなか文章にならん。以下、1月に観た舞台の感想。

「ロボ・ロボ」1月23日夜@銀河劇場

ロボットたちを知り直した。玉城さんのアナライザーの足さばきがたまらん。あれほど体温のある言葉を放つ彼が、ロボットであることを、その機体の動きが延々と表明していた。切ない。初演と同様、まだ見つかっていない新種のいきものがたくさんあるんだ!とコックが語るシーンでどうにも泣ける。

「書く女」1月27日昼@世田谷パブリックシアター

見事に前売り券を取り損ね、3階席から立ち見で。舞台奥へとゆるやかにカーブを描く階段のセットは、上質な桐たんすのような風情で、なんとも品が良い。そう、全てにおいて上品だった。美術もピアノも和服も。そして、上品なのにツンケンせず、気さくでのどごしが抜群。お話は、樋口一葉の名前くらいしか知らない自分でも、入りやすくわかりやすい。黒木華さんが強くて美しい。日野*1で惚れた清水葉月さんの声には、やっぱし心をくすぐられる。思いがけず兼ちゃんが素敵でちょいと嫉妬。帰り道、いつもより穏やかな目で世界を見つめられるようになってしまうような作品でした。超満員に納得。*2

*1:「墓場、女子高生」

*2:実は体調が優れず途中外へ出たりしたので本当に悔しい。自らを恨む。もう一度観たいが叶いそうにない。

はじめての帝国劇城

ダンス・オブ・ヴァンパイア」11月13日昼@帝国劇城

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念願のクロロック城へ。2011年に観劇できなかったことが心残りで再演を待ち望んでいた作品。ロビーでリー君にお会いできた時点でとても嬉しかった。海外版の資料と日本版CDでストーリーや楽曲は身体に染み込んでいたので、overtureで鳥肌…TdVは曲がほとんどかなり好きで個人的ミドコロ山盛りなせいか、3時間を3時間以上に感じた。
そして曲に限らず、わたしやっぱりTdV好きだわ!と思いましたの。初見だと「ナニコレ なんか楽しいけど何を伝えたいの??」って思ってしまうようなつくり。あっけらかんと高らかに、歌って踊って余計なことは考えさせず、しかし辛辣な皮肉の目線を感じるのだ。この作品を人にすすめるときは、楽しいから!!ストーリー気にせず感じて!!みたいな言い方をするけど、図太いテーマのもとにある作品だと思う。これはまた別のエントリーで書きたいな。あと2回観劇予定があるので、今回はセットや演出について言いたい放題に。

一言、なんてったって、ダサい!!!センスが合わないことは薄々気づいていたが。まず、伯爵のお召し物はどうにかならんのですか。とてつもなく胡散臭い。もっとこう、格調高く、さ?!と思ってしまうのは、私の思い描くヴァンパイアがエドガー・ポーツネルやアラン・トワイライトだからでしょうか。*1伯爵様のご趣味は理解し難く、お城の電飾はいよいよ笑ってしまいましたわよ。伯爵様ったらエレクトリカルパレード、もしくは紅白歌合戦の大御所のご風情で。伯爵様電飾好きなのかな^^翼で大仰に登場して驚かせたいのかな^^
その他も、セットはもっと重厚に厳しく作ってほしかった。宿屋2階建てじゃないんだ!とか。そこはかとなく漂うB級感も楽しいけどさ。気になったのは「夜を感じろ」のセットと演出がこじんまりしすぎたように感じたことだけど、2階席だったせいかな。1階で観るの楽しみ。それと、観劇して改めて思ったけど「愛のデュエット」は絶対フルでやるべきだと思います!!!!!!
ダンスは、お城へ駈け出す直前にヴァンパイアと踊るサラが美しくて見惚れちゃった。影武者さんのお名前を知りたい〜。わたし(特にストレートのお芝居に)コンテンポラリーぶちこむの嫌いで*2これはアレルギーみたいなもんだと思ってるんだが、TdVはストレスが無い!「抑えがたい欲望」のダンスがちょっと痒かったくらい。
以上、文句ばかりなのにそこも含めて非常に楽しかったです!今日はこれから平方神田ペアで観劇。いってきます。

*1:萩尾望都ポーの一族

*2:「竹林の人々」で踊りだしたときは ヤメテクレ…って白目むいてた

「夕陽伝」

「夕陽伝」10月28日昼@サンシャイン劇場

初Dステ。岡村色炸裂だが、岡村さんの演出に慣れているぶん見やすかった。古事記の神話を下敷きとしたお話は好みのテイストで、大枠を掴みやすい。*1そして長編を予感させる。長編の小説かなにかを詰め込んで舞台化したと言われても頷けるような。

ただ、これほど主人公に愛着のわかない作品はなかなか珍しいぞ!先日、BSフジの古事記の番組で、日本神話は「中空構造の神話」であると指摘されていたのを思い出した。(詳しく調べていないのでとんちんかんかもしれんが)まさに、中心である海里(瀬戸康史)はほとんど空っぽだとさえ思いながら物語を見ていたのさ。海里が周囲からどう思われているか、国にとって海里はどうあるべきかの言葉がある一方で、海里の中身をえぐり出すような描写は少なかった気がする。けど、自分が海里に興味がなかっただけで見逃してたらスミマセン。

とにかく私は、出自に途方のないコンプレックスを抱えているキャラクターが好きだ。それを本作では「異形」と言った。真多羅(鈴木裕樹)や毘流古(池岡亮介)が私にとっての主人公。今回の池岡さんの巧さはいろんなところで話題でしょうが、逐一ココでも「毘流古がイイ!」と書いておきます。殺すときの享楽は、同時に自分自身をも斬りつけているように見える。でもその痛みも感じぬ、すっかり麻痺した心。冷たい美しさが舞台をピリッとさせてくれました。それと二刀流の殺陣がひたすらカッコイイので目だけでも楽しめるよ。

じくじくした中身のキャラクターに囲まれているぶん、真ん中にいる海里がちょっとやっぱり残念。しかし、そんな海里だから中心にいられるのだろうかと、この物語のバランス感覚を考える。「幽悲伝」のネタバレ待機だな。

*1:物語や人物についてはこちらhttp://yuhiden.dstage.jp/pages/36986/static

「AZUMI 幕末編」

「AZUMI 幕末編」 9月20日@新国立劇場 中劇場

やまもり御膳の満腹感。“川栄李奈のAKB卒業後”として注目されているけど、他にもジャニにテニミュ大衆演劇に、役者たちのバックボーンが物語を裏付ける。キャスティングの妙。演出の岡村さんが「役作りなんてしなくていい」*1と言うように、役者自身が物語に照らされているような面白さがあった。

18巻分の2時間はさすがに展開が早くて、どんどん人が死んでいく。それでもキャラクターをあしらわないところがすごい。例えば、いわゆる悪役を悪だからと切り離していなくて、キャラクターそれぞれの生き方を丁寧に認めていることに好感を持てた。まぁその分もりだくさんになる。サムネになるようなシーンがわんさか。とくに終盤の壮太とあずみのシーンは格別に美しい。壮太の「俺たちは刀だ。が、刀にも心はあるよな」にやられた…弟・駿介や竜馬と出会ってあずみは自分のなかに普通の女の子を見つけられたけど、普通の女の子として生きられなかった刺客あずみを認め、尊重するのは壮太の言葉しかない。あずみの強さが悲しかった私は、壮太にだいぶ救われたのでした。壮太というキャラクターの切なさも相当なんだけど、壮太にとってあずみに斬られることは極上の死なのかもと思えて。あずみと壮太の関係が美しい。ほんで、壮太の早乙女ゆっくんが素敵になっていて驚いた!一級のたちまわりは元より、台詞は聞き取りやすく心の表し方は豊かになっていてキュンとした。これは…オレカタ観るべきだった??「一時休戦だな」「坂本の首はいくらだ」とかも痺れたよ。ただ「俺たちは刀だ~」に半べそかいてたせいでその後の台詞が頭に入ってこなかったのが悔しい。全然覚えてねぇよ…

ここまでソータソータ言ってるけど、竜馬も駿介もそれぞれの真っ当さが良かったんだ。ジュンジョウデンミタイダネ!な箇所があったり、でもやっぱりああいう竜馬のかっこよさは見せつけるべきだと思っちゃう。竜馬(浅香)駿介(渡部)三井(細貝)にもちろんあずみ(川栄)も、ファンは嬉しいだろうなという役柄を演じられていて何故か私も嬉しくなる始末。それと、思いがけず町田さんのダンスを間近で見れちゃったのは最高でしたぜ。

物語だけを取り上げたら辛さが際立つところ、いろんな角度から楽しめるようになっていて見やすかったという印象。うちわ芸、フライング、特効まで使っていて、岡村さん楽しいんだろうなぁと思った(笑)

*1:参照:パンフ佐藤さんのインタビュー

テニミュ、再デビューしました

テニミュ3rd 青学vs聖ルドルフ 9月11日@TDCホール

ツイッターの口コミから興味を持ち、諸々ご縁もあり、行ってきました!そう、テニミュ!!!久しぶりで少し不安もあったのだけど、期待の5倍楽しかった!予想でなく、期待の5倍だよ!

そもそも舞台を観るようになったきっかけがテニミュだったのものの、テニミュ発 若手俳優経由 舞台畑行 の路線で、当時は作品自体よりもキャストに熱心になってて。今回は2nd全国氷帝以来のテニミュで2年ぶり。+原作未読、キャスト知識ほぼゼロ*1の低スペックで挑んだのだが、これが正解だった!テニミュって、楽しい…!!!

以下、初心者がテキトーにテキトーなこと言ってる(ネタバレ有)

*1:手塚越前菊丸海堂のキャスト名と、神尾の伊崎くんが可愛いことは知っていた

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