もろもろの好きについて

ふきでもののような人間が舞台の感想を書いたりします ※2018.10 King&Princeの岸優太くんに嵌りました→2019.5 Travis Japan勉強中です→2020.8 Aぇ!groupも最高やん…

「AZUMI 幕末編」

「AZUMI 幕末編」 9月20日@新国立劇場 中劇場

やまもり御膳の満腹感。“川栄李奈のAKB卒業後”として注目されているけど、他にもジャニにテニミュ大衆演劇に、役者たちのバックボーンが物語を裏付ける。キャスティングの妙。演出の岡村さんが「役作りなんてしなくていい」*1と言うように、役者自身が物語に照らされているような面白さがあった。

18巻分の2時間はさすがに展開が早くて、どんどん人が死んでいく。それでもキャラクターをあしらわないところがすごい。例えば、いわゆる悪役を悪だからと切り離していなくて、キャラクターそれぞれの生き方を丁寧に認めていることに好感を持てた。まぁその分もりだくさんになる。サムネになるようなシーンがわんさか。とくに終盤の壮太とあずみのシーンは格別に美しい。壮太の「俺たちは刀だ。が、刀にも心はあるよな」にやられた…弟・駿介や竜馬と出会ってあずみは自分のなかに普通の女の子を見つけられたけど、普通の女の子として生きられなかった刺客あずみを認め、尊重するのは壮太の言葉しかない。あずみの強さが悲しかった私は、壮太にだいぶ救われたのでした。壮太というキャラクターの切なさも相当なんだけど、壮太にとってあずみに斬られることは極上の死なのかもと思えて。あずみと壮太の関係が美しい。ほんで、壮太の早乙女ゆっくんが素敵になっていて驚いた!一級のたちまわりは元より、台詞は聞き取りやすく心の表し方は豊かになっていてキュンとした。これは…オレカタ観るべきだった??「一時休戦だな」「坂本の首はいくらだ」とかも痺れたよ。ただ「俺たちは刀だ~」に半べそかいてたせいでその後の台詞が頭に入ってこなかったのが悔しい。全然覚えてねぇよ…

ここまでソータソータ言ってるけど、竜馬も駿介もそれぞれの真っ当さが良かったんだ。ジュンジョウデンミタイダネ!な箇所があったり、でもやっぱりああいう竜馬のかっこよさは見せつけるべきだと思っちゃう。竜馬(浅香)駿介(渡部)三井(細貝)にもちろんあずみ(川栄)も、ファンは嬉しいだろうなという役柄を演じられていて何故か私も嬉しくなる始末。それと、思いがけず町田さんのダンスを間近で見れちゃったのは最高でしたぜ。

物語だけを取り上げたら辛さが際立つところ、いろんな角度から楽しめるようになっていて見やすかったという印象。うちわ芸、フライング、特効まで使っていて、岡村さん楽しいんだろうなぁと思った(笑)

*1:参照:パンフ佐藤さんのインタビュー